第39話 未成年保護
投稿日 2023.07.23 更新日 2023.07.23
眉間にしわを寄せたA子が叫ぶ
「おい!!静かにしろ!!他の客の迷惑じゃ!!」
「いやいや、あなたのその叫び声も大きい」
シシルが笑いながらA子を指差す
しかし、A子はそんなシシルに呆れる一方で
岩凪の部屋にいた
記憶にない宿泊客約2名の存在に気づく
「おい、誰や⋯その子ら」
説明に窮する岩凪
その様子から何か怪しいものを感じ
細い目になるA子⋯
まだ薬が効いていたため
A子の問いに対して呂律が回らずしどろもどろ状態であった
立ち上がろうにも足がふらつき
思うように立てない
「おい、変な薬⋯飲んでおらんよな?」
「すみません⋯の、のの飲んじゃいましたあ~~~」
「で、この子らは?」
直後、完全に気を失いベットに倒れ込む岩凪⋯
ルナとルイがそれに寄り添う
以降、岩凪はそのまま朝まで眠り込んでしまった
「あ~君たち。どっから来たん?」
二人の少女は窓から見える月を指差した
困惑するA子⋯
今度はシシルが気になり後ろを振り向くと
酒のボトルを抱きかかえ
床の上に寝転がるよう倒れていた
「たく、どいつもこいつも⋯」
とりえあず
A子はルナとルイを連れ出し事務室で保護することにした