はじめに

公開日 2023.11.07 更新日 2023.11.19
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この物語は⋯この世とあの世の間にあるとされる世界、デスタウンでの出来事を描いた、大変よくわからない個人的な回想めいた作品となる。人は死ぬと⋯どうやら、地球によく似た惑星へ飛ばされる場合があるらしい。そして、この惑星はこの世とあの世の中間に位置する。場合があるらしいとは⋯死んだすべての人が行ける訳でもない場所だからだ。デスタウンにもいろいろある。死役所やデスパレードのバーのような場所を経て、あの世へ旅立つこともあれば、BLEACHや幽遊白書みたいに⋯現世とデスタウンの間を行ったり来たりと忙しく、このはな綺譚のようにデスタウンでの生活をゆるふわに楽しむ⋯まぁ、いろいろありますわ。どこへ行くかはその人次第⋯そして、デスタウンを経由してあの世へ進み転生するか⋯デスタウンに残り、文字通りそこで第二の人生を過ごすか⋯それもその人次第。中には幽体離脱やダイブ(白昼明晰夢)の技を駆使して、現世とデスタウンを行ったり来たりする人達もいるようです。私もそのうちの一人です。ちなみに、臨死体験と言うものは⋯デスタウンで一時的に過ごした記憶になります。とりあえず、この物語は⋯兎にも角にも、そんな地球によく似た惑星での話となる。現世の地球と同様、いくつもの「国」が存在し、様々な国際社会問題を抱えた、実に悩ましい場所となっております。ちょっと、死後の世界とは思えないような⋯変に現実味のある場所となっております。あと、豆知識ですが⋯三途の川は、どうやらすべてのデスタウンに繋がっているようです。三途の川を渡らず、上流または下流へ突き進むと⋯別のデスタウンへ行けるようです。そんな感じで、他のデスタウンの様子についても描いて行きたいと思います。